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こんにちは、コーチの浅川透です。

 

あなたはプラシーボの逆の効果があるという事はご存知ですか?
いわゆるノシーボ効果というものです。

プラシーボ、ノシーボを知ったうえで私が伝えたい事は、「心の持ち方一つで、プラスにもマイナスにもなる」という事です。

 

普段あなたは、プラシーボを使っていますか?ノシーボを使っていますか?

 

以下の事例、心臓専門医バーナード・ラウン博士が伝えた次の事例は有名です。
彼がまだ新米だったころ、ラウン博士は非常に高名な心臓病治療の権威の下で働いていました。

その医師の患者に、命にかかわる病気ではないが、三尖弁狭窄症という心臓の弁の疾患をもつ女性ミセス・Sさんがいました。

ミセス・Sさんは軽度のうっ血性心不全でもあったが、これは薬によってうまく抑えられていました。

 

彼女を奈落の底へ突きおとす事件が起きたのは、いくつかの検査を受けるために入院していたときのことで、そのとき彼女の状態はいつものように安定していました。

 

ある日、その高名な心臓専門医が研修医を引きつれてミセスSさんの病室に入ってきました。

病室で回診をした後、くだんの医師が「この女性はTS(三尖弁狭窄症『tricuspid stenosis』)でね」と説明しました。

 

その直後、ラウン博士はミセス・Sの病室に人って呆然としました。

彼女は不安におののき、おびえきって、荒い呼吸をしていたそうです。

 

いったいどうしたのかと博士がたずねると、ミセス・Sさんはこう答えました。

「先生が、私はもうすぐ死ぬと言ったの」

ラウン博士は自分の耳を疑い、あの先生がそんなことを言うはずがないと断言しました。

 

ミセス・Sさんも譲らず、「先生は、私はTSだと言ったの。つまり『末期的状態terminal situation』ってことでしょう?」の言いました。

 

ラウン博士がいくら、「TS」は「三尖弁狭窄症」のことで「末期的状態」のことではないと説明しても、ミセス・Sは聞く耳をもちませんでした。

 

そのー件のあと、もとの心臓の状態に根本的な変化があったという客観的な事実はまったくないのに、彼女の心臓はだんだん具合が悪くなっていき、そしてその日遅くには亡くなったそうです。

 

事例を理解した上で、まずは現実を直視したうえでプラシーボになる心を持ちたいですね。

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