こんにちは、難病・慢性疾患乗り越えネットの浅川です。
このページでは、パーキンソン病を患っている方に
より確からしい情報をお伝えします。
国内外で医師協力のもと数十人以上の被験者が試して、
学会誌等で有効性が報告されている方法です。
つまり数十人単位以上で試して、良い結果が出た方法ですね。
信頼度評価:こちらの信頼度評価は医療系学会のエビデンスレベルを一部改編して作成しました。
★★★★★:治療法や症状緩和法として国内外で報告されているもの
★★★★:数百人単位で治験(二重盲検法)して有効性が認められたもの
★★★:数十人単位で治験(二重盲検法)して有効性が認められたもの
★★:二重盲検法以外の試験で有効性が認められたもの
★:専門家の個人の意見、お客様の感想など
*(二重盲検法ができない療法は、☆☆:なし ☆☆☆:数十人単位で比較試験、☆☆☆☆:数百人単位で比較試験、
☆☆☆☆☆:治療法や症状緩和法として国内外で報告されているものとします)
ちなみに、この評価が高い=効果が高いというわけではありません。
評価が低い=嘘っぱちというわけでもありません。
評価が高いものの方が、いろんな人が試して、
「症状が緩和される可能性が高いと言われている」
と解釈してください。
お医者さんと相談しながら小さく試してみて、
もし効果があれば、継続してはいかがでしょうか。
もしこれらの方法で症状が少し改善されたら、
どれくらい自由な時間が手に入るでしょうか?
病気や症状での悩み、症状のトラウマの緩和、就労についてなど、
あなたの状態を良くするための相談も受け付けています。
少しでもこの情報があなたのお役に立てばと思っています。
<健康食品>
○水素水
評価(信頼度):★★★
→症状進行の抑制
水素水は、順天堂大学の病院で臨床試験も実施され、
パーキンソン症状の進行抑制が報告されています。
水素水は水中の水素が抜けやすいそうです。
ですから買うとしたらアルミパウチ型のもので、
開けたらお早め(2-3時間くらい)に飲むことを
お薦めします。
最初は下のように、お試しの物を何日分か買って、
試してみて状態が良くなれば、
下のように自分で水素水を作れるキットを利用すれば、
○水素サプリ
水素水と同じく、水素を摂取できるサプリです。
ちなみに「水素サプリだと水素イオンでとれるから、より効果が高い」という事を
書いている会社もありますが、こちらは信じる必要はありません。
というのも、水素ガスを体内に入れるだけでも効果が確認されているからです。
アクティブハイドライドのようなスポーツ選手も勧めるものもありますが、
水素水と比べると一回の購入価格も高いのがネックです。
○コエンザイムQ10
評価(信頼度):??
→症状進行の抑制
2002年ごろにアメリカの研究でコエンザイムQ10が
パーキンソン病の進行を抑えるという発表がありました。
が、アメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM)によると、
2011年にはパーキンソン病患者へのコエンザイムQ10の臨床は無くなっています。
最終的に有効性が認められないとのことでした。
しかし最近では順天堂大学医学部で、パーキンソン病患者に
還元型コエンザイムQ10を投与する臨床研究もされているので、
こちらの結果が良ければ利用しても良いかもしれませんね。
そして、もし今コエンザイムQ10を利用して、
身体の調子が良くなっているのであれば、
それを否定するつもりはありません。
あなたの身体に良い結果を出したのでしょうね。
〇カノコソウ
信頼度:★★★★★
→睡眠状態の改善
漢方薬として利用されています。
米国の代替医療センター、パーキンソン病の患者に利用したところ、睡眠状態を改善したという報告があります。
但し口に含むものはお薬との相性やアレルギー等もあります。
ですから、お医者さんに相談してから試すことをお勧めします。
<運動系他>
○太極拳
信頼度:☆☆☆☆
→運動能力の改善
アメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM)の情報ですが、
パーキンソン病198人の方がテストに協力し、
太極拳の運動を週に2-3日ほど実施したところ、
半年後、多くの方がバランス向上、転倒防止などの
日々の生活に役立ちそうな能力をアップさせたそうです。
パーキンソン病向けの物ではありませんが、
ここではDVDつきの入門書をご紹介しますね。
○アレクサンダーテクニーク
信頼度:☆☆☆
→運動能力の改善
アレクサンダーテクニークとは、身の不必要な緊張に気づき,
これをやめていくこと学習する方法です。
(アメリカ/ドイツ/オランダなど欧米諸国では
医師の処方があれば保険の対象にもなっているそうです)
54人のパーキンソン病患者を
アレクサンダーテクニークをしたグループ、
マッサージしたグループ、何もしないグループ
の 3つのグループに分けて施術。
2か月後にはアレクサンダーテクニークを受けた患者さんの
生活に必要な能力が向上したそうです。
これは、個々で先生を見つけて指導を受けることをお薦めしますが、
アレクサンダーテクニークがわかる入門書もあるのでご紹介します。
(*この書籍は、パーキンソン病患者向けに書いているものではありません)
・カイロプラクティック
信頼度:☆☆☆
→症状緩和、動きの改善
アメリカでパーキンソン病患者数十名に、上部頚椎の歪みを矯正したそうです。
その結果、92%のパーキンソン病患者の症状が、劇的に改善されたそうです。
パーキンソン病やリウマチのような病気によって身体の姿勢が変わるものの場合、
整体、整骨関係で症状が改善すると聞いています(これはあくまで聞きかじった情報です)。
参考に、神奈川県にある整体関係の治療院のリンクをご紹介します。
・音楽療法
信頼度:★★★★★
→歩行障害、うつ状態への癒し
医師やリハビリの現場で利用され、
パーキンソン病の治療指針「ガイドライン」でも推奨されています。
歩行障害だけでなくウツ状態の癒しも期待されているそうです。
「パーキンソン病に効く音楽療法CDブック」という書籍を
医師が出版しています。
〇そのほか
クレアチンの摂取は動きの改善に優位さが見られなかったそうです。
(参考:NCCAM)