こんにちは、難病慢性疾患乗り越えネットの浅川です。
以前、自己免疫疾患の病気の治療で「他人の糞便から抽出した腸内細菌を移植する」方法が
研究されていることを紹介しました。
マウスの実験で自己免疫疾患と腸内細菌に関係がある事が確認されたり、
自己免疫疾患の方と一般の方で腸内細菌を比較したところ、
有意差が見られたこともあって研究されているようですね。
今年に入ってからは日本のある大学でも潰瘍性大腸炎の治療の為、
この研究が始められたそうです。
こういった研究が進んで、症状が無くなるといいのですが。。。
ここで一つ質問したい事があります。
自己免疫疾患の緩和の為に腸内細菌を利用する方法、いつごろから始まったと思いますか?
インターネットで世界の情報がすぐに見られるようになったから、
日本の医学は進んでいるから、せいぜい2-3年ほど前からでしょうか?
なんと、10年以上前の2003年に類似の論文が発表されています。
http://www.cdd.com.au/pdf/publications/paper17.pdf
そしてこれと類似の手法は、海外では50年以上前から実施されているそうです。
いくらなんでも、研究が遅すぎますよね。
国内への導入には治験などを実施する必要もあり、
「効果がある」と認められて実際に導入されるのは数年後。 よくある話です。
しかし患者側として、何年も待っていられるでしょか?
痛みを伴う症状、命に係わる症状の方だったら、待っていられない事でしょうね。
有効な情報を見つけて、患者側が導入を訴えていく事で、国内への導入を早めることができます。
海外で広められていて国内で知られていない、そんな情報を広めることもこのサイトでやっていく予定です。
*今回の情報はこちらのサイトの情報を参照しました。
http://ibdhotnews.exblog.jp/tags/%E8%85%B8%E5%86%85%E7%B4%B0%E8%8F%8C/
4月末出版の「難病患者の教科書とは?