こんにちは、難病・慢性疾患乗り越えネットの浅川です。
各病気別で、米国国立補間代替療法センター(NCCAM)が報告している症状の緩和方法をお伝えしています。
なぜこんな事をするのかというと、言いたい事は一つです。
「効果があると分かっているものがあるのなら、皆で広めたい」
今回は、多発性硬化症の症状緩和についてお伝えします。
私も多発性硬化症患者です。
病気になったばかりのころは、
「明日目が覚めた時に、足が動かなくなっていたらどうしよう?」
と、寝る事にも不安を感じる日々でした。
その時に症状の緩和、発症する可能性を下げる手法を知っていたら、どれだけ心が楽になっていただろう?
そんな想いもあり、この情報を皆さんに届けたいと思います。
多発性硬化症の症状を緩和する方法
多発性硬化症の中にも様々なタイプがあるので、人によって効果が異なるケースもあります。
数百人のMS患者を集めて試した結果、一定数の人に有効性が認められたものをご紹介しますね。
一定数の患者の痛みやしびれを緩和させる効果があったと報告されている代替医療の一部を取り上げると、大麻エキスや銀杏葉エキス、ハチ毒等の抽出物の服用、磁気療法等です。
ハチ毒の摂取など、日本でできるかどうか分からないものもあり、紹介に困った部分もあります。
その中で、一定数の人に効果があると報告されていて簡単にできそうだと感じたのが、リフレクソロジーです。
(厳密にいうと少し違うのですが)わかりやすく言うと足うらマッサージですね。
これによって一定数の人の、痛みやしびれ、ウツ症状が緩和されたそうです。
神経の異常を確認するのに足の裏を刺激する方法もありますから、足ウラの刺激は効果があるのかもしれません。
自分で簡単に試すとしたら、周りの人にマッサージしてもらってもいいかもしれません。
あと予防医療という意味では、MSの症状発症する際の要因とも考えられているストレスや疲労等の軽減も必要といえます。
疲労、ストレス、その他、過去症状が発症した際の状況にあったものを取り除いてみるのもいいかもしれません。
方法が分からなければ何もできません。
しかし、症状を緩和する方法が分かるとしたら、試すことができますよね。
どうせ試すのであれば、きちんとした機関で報告されている方法を試してみてください。
そして試してみて良さそうだったら、お医者さんと相談しながら本格実践してみてください。
あなたを救うのは、最終的には自分自身なのですから。
4月末出版の「難病患者の教科書とは?