こんにちは、浅川透です。
今回はパーキンソン病と宣告された男性からの相談事例をご紹介します。
40代半ばの彼はそれまで普通に働いていたけれど、ある時からなぜか思うように動かなくなりました。
「歳かな」と思って最初は意識していませんでしたが、
同僚や同窓生と話しても自分のように身体が動かないという事はなくて不思議に思っていました。
ある時奥さんから病院に行く事を勧められて、パーキンソン病だと診断されました。
彼は
「今まで普通に働いていたけれど、この病気でこのまま活動していいのか。
周りの人とどう接していいか分からなくなりました」
と私のもとに相談に来ました。
「どうしていいか分からない」
「行動できない」
というときは多くの場合、あなたの心がブレーキをかけています。
この時には、自分自身を客観視できるように話をしました。
「今まで元気に活動している方が○○病と言われて活動をちゅうちょしているとしたらなんて声をかけますか?」
と質問したら、少し悩んだあと、自分の状況に気づきました。
「今までとさほど変わらないのになぜ迷っていたんだろう。
行動してもいいんですね」
と、彼は少しほっとした表情で私に話しました。
過度な行動はしないように伝えてその相談を終えましたが、悩んでいる人の多くはほんの小さなきっかけから行動や感情が変わります。
もしあなたが難病で悩んでいるとしたら、、、、
自分らしく生きるために、悩みを早めに解消しましょうね。
「難病だから」という理由でやりたい事をちゅうちょしているのであれば、ぜひ信頼できるところにご相談ください。
きっと、今まで見えなかったことに気づくでしょう。
4月末出版の「難病患者の教科書とは?