おはようございます、難病慢性疾患乗り越えネットの浅川です。
今回は、乳がんを患い、それがきっかけで乳がん用パッドを開発した内田まり子さんの本「なんじゃもんじゃの木」をご紹介します。
内田さんは07年9月に左の乳房を摘出。
手術は成功したが体の左右のバランスが崩れ、左肩がぱんぱんに張った。傷あともかぶれ、孫の抱っこもできなくなったそうです。
国内で主流のパッドはシリコーンジェル製。内田さんも手に取ったが、触るだけで痛む胸に、怖くてくっつけられなかったそうです。
乳がんを経験した友人から「夏は蒸れるし、冬は冷たい」などの悩みを聞き「自分が作らなきゃ」と手術の翌月からパッドの試作を始めたそうです。
この本はパールパッドの開発の顛末記という形で書いてあるようですが、それでも患者として学ぶことがありますね。
普通だったら乳がん用パッドなんてなかなか思い浮かばないでしょうが、乳がんを経験してそこから必要性を学んだからこそ、開発することができたのだと思います。
病気をどうとらえるか、現状をどうとらえるかで行動が変わってきます。
4月末出版の「難病患者の教科書とは?