こんにちは、難病慢性疾患乗り越えネットの浅川です。
電子書籍を出すにあたり、病に関することが書かれている書籍を読んできたので、これまで読んできた書籍もご紹介しようと思います。
今回は中村ユキさんの「我が家の母はビョーキです」をご紹介します。
著者のお母さんのご病気やそれに対する周りの対応等を書いたコミックエッセイです。
どのような病気かというと「統合失調症」です。
統合失調症と聞いて、どのようなイメージをしますか?
聞こえない声が聞こえ、不思議な行動をとり、、などなど様々なイメージを思い浮かべるかもしれません。
実際、このコミックエッセイを読むと、かなりの衝撃を受けるかと思います。
しかし、実は統合失調症の方は100人に1人とそこそこ多いのです。学校で言うと3クラスに1人はいるような状態です。
恐らくあなたの周りにもいる事でしょう。
そしてこの病気の症状ですが、ある程度薬で抑えられるそうで、紹介されているお母さんも薬を飲み続けることで症状が落ち着いてきたことが描かれていました。
人にわかってもらえない病気は心労も多く、大変だと思います。
私もそういったわかってもらえない病気を抱えているのでよくわかります。
しかし、適切に対処していけばどうにかなる場合もあるのです。
この統合失調症の症状の一つに病態失認(病気があるのに病気でないと感じて、いつも通り行動してしまう事)というものがあります。
難病持ちの方もある意味で、この病態失認になってしまう場合があります。
病気を認めたくないという想いがあるために。
もし、病気を認めたくないという理由で対処を怠っていたらどうなるでしょうか?
恐らく症状が悪化していってしまうでしょう。
そういった状態を避けるためにも、早めに行動をとっていきたいですね。
4月末出版の「難病患者の教科書とは?
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